日帰り手術
白内障手術
白内障とは
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
目がかすむ、ものが見にくい、視力の低下、視界がぼやけるなどが主な症状として現れます。
水晶体の濁りを改善する薬はないため、手術で治療することになります。
見えにくさを感じたら、眼科専門医へ相談しましょう。
当院の白内障手術の特徴
白内障手術の経験豊富な医師が執刀
白内障手術の経験豊富な医師が、安心・安全な白内障手術を実施しております。
麻酔は点眼のみで、術中の痛みはほとんど感じないのでご安心ください。
患者様お一人おひとりに合わせた眼内レンズ選び
眼内レンズとは、水晶体の代わりに目の中に埋め込むレンズです。
一般的な眼内レンズは、単焦点眼内レンズですが、当院では多焦点眼内レンズや乱視用眼内レンズにも対応しております。
患者様の生活スタイルやお仕事、手術後にメガネをかけてもいいか、など、お一人おひとりに見え方のご希望をよくお聞きして、眼内レンズをご提案いたします。
保険適応の多焦点眼内レンズ「 Lentis Comfort 」にも対応
当院では、保険適応で使用可能な「Lentis Comfort(レンティスコンフォート)」を取り扱っています。
レンティス コンフォートは、新しいタイプの多焦点眼内レンズで、+1.5D加入の低加入度分節型眼内レンズです。焦点の合う距離が一定の従来の単焦点眼内レンズよりも見える距離(明視域)が広く、遠方から中間(眼前約70cm)までの距離が見やすくなっており、眼鏡の使用頻度を減らすことができます。
もともと遠視の方や、費用を抑えてできるだけ眼鏡から解放されたい方、日常生活で運転など遠方を重視したライフスタイルの方にはおすすめです。
※眼の状態により他の眼内レンズをおすすめさせていただく場合もございます。
大学病院クラスの医療器機を導入
当院では、より安全・迅速な手術を行い、患者様の負担を減らすために、大学病院でも導入されている白内障手術器機として最上位機種である「センチュリオン・ビジョン・システム」(アルコン社)を導入しています。この器機は、手術の安全性の確保がしやすく、手術時間も短縮できるため患者さまのご負担を軽減することができます。
白内障の手術方法
手術自体は10~20分程度で終了いたします。
1.切開
3.眼内レンズを挿入
4.眼内レンズを固定
2.濁った水晶体を取り除く
眼内レンズについて
水晶体の代わりに挿入する眼内レンズには、さまざまな種類があります。
当院では患者様の生活スタイルや術後の見え方、ご予算などに合わせて最適なものをお選びいただけるよう、「単焦点眼内レンズ」「多焦点眼内レンズ」「単焦点の乱視矯正眼内レンズ」「多焦点の乱視矯正眼内レンズ」に対応しております。
眼内レンズは試しに入れてみるということができないため、当院では事前にそれぞれのメリットやデメリットを詳しくお伝えし、患者様のご希望をしっかりお聞きしながらご提案いたします。
単焦点眼内レンズ(保険適用)
●最も多く使われている眼内レンズです。
●遠く・近くのどちらか1方に焦点を合わせることができます。焦点の距離をお選びいただきます。
●選んだピント以外の距離をしっかり見るための眼鏡が必要です。
●単焦点眼内レンズは保険適用になっています。
多焦点眼内レンズ:LENTIS Comfort(保険適用)
●遠方から中間距離をクリアに見ることができるレンズです。
●多焦点レンズでは唯一の「保険適応」であり、単焦点レンズと同じ費用負担となります。
乱視用眼内レンズ
●乱視の矯正機能をもつ眼内レンズです。単焦点と多焦点があります。
●乱視用眼内レンズの適用は、主治医が判断いたします。
●単焦点眼内レンズは保険適用です。多焦点眼内レンズは選定療養のため、手術代は保険診療で、多焦点レンズ代は自費となります。
手術の痛み・麻酔について
白内障手術は、点眼麻酔にて、目だけに麻酔をする局所麻酔で行います。
注射は致しませんので、麻酔時の痛みはありません。
手術中は、目を触られる感覚や少し押されるような感覚、また手術中に使う目薬が少ししみる感覚などはある方が多いですが、ほとんどの方は痛み感じません。
白内障手術の流れ
1:初診(所要時間:約2.5時間)
●診察:視力障害の原因が何であるかを調べます。
●検査:瞳孔を開いて眼底検査を行います。
●白内障が原因と判明した場合、手術の要否・時期について患者様にお話します。
●手術日程のご相談
●既往歴問診
2:術前検査(所要時間:約2時間)
●検査:眼内レンズの度数を決めるための検査を行います。
●眼内レンズの決定をいたします。
●採血検査を行います。
3:術前説明(所要時間:約1時間)
●白内障手術の説明や術前・術後の注意事項についてご説明いたします。
4:手術当日(所要時間:約2時間)
●手術自体は10~20分程度で終了します。
●手術終了後、リカバリールームでゆっくりお過ごしいただけます。
●スタッフより、手術後の日常生活の注意点、検診や目薬のご説明をいたします。
5:手術後の診察(所要時間:約30分)
手術後により良い視力を維持するため、手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後といった定期的な検診が必要です。
ある程度落ち着いて点眼などが終了しても、気になることがありましたら、いつでもお問合せください。
後発白内障について
白内障手術は、白内障のみを除去し、残した透明な水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入します。この水晶体嚢が数カ月~数年で白く混濁してくることがあり「後発白内障」と呼ばれます。
後発白内障は、白内障手術を受けた方であればどなたでも起こりうるものです。症状の程度には個人差がありますが、視力に影響がでてきた場合はレーザーで治療ができます。
白内障手術後に見えにくさを感じた場合も、ご相談ください。